No.001 十干十二支

古代中国では、世界は全て五行(木・火・土・金・水)でできていると考えられてました。
さらに、これを陰陽の「兄弟(えと)」に分けました。

「木」は、木の兄の「甲(きのえ)」、木の弟の「乙(きのと)
「火」は、火の兄の「丙(ひのえ)」、火の弟の「丁(ひのと)
「土」は、土の兄の「戊(つちのえ)」、土の弟の「己(つちのと)
「金」は、金の兄の「庚(かのえ)」、金の弟の「幸(かのと)
「水」は、水の兄の「壬(みずのえ)」、水の弟の「癸(みずのと)

五行は10個に分けれます。この10個のことを十干といいます。

ちなみに十二支は、木星が天を十二年で一周することから、
方角を12個に分けたのが由来です。

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

この十二支は、時刻を表す単位にも使われました。
午後11時〜午前1時が子として、そのあと2時間ごとに十二支の名前がついてます。
「草木も眠る丑三つ時」というフレーズは有名ですが、
「丑三つ時」とは、丑の刻の第三の時間。
丑の刻は午前1時〜3時。それを4つにわけたうちの三番目の時間。
すなわち、午前2時〜2時半をさしています。

この十干と十二支を組み合わせたものが、十干十二支です。

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・幸・壬・癸・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・幸・壬・癸・甲・乙・丙・丁
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

戊・己・庚・幸・壬・癸・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・幸・壬・癸・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・幸
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

壬・癸・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・幸・壬・癸・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・幸・壬・癸・甲・乙
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
・子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

ちなみに、1924年(甲子:きのえね)に作られたから甲子園といわれます。
2000年は、庚辰:かのえたつ です。

since 2003/5/25

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