No.012 ナンバープレートの決まり
車。今、人々の重要な交通手段である。
そして、車には必ずナンバープレートがついている。
たまにナンバープレートがない場合もありますが、それは違法車です。
ナンバープレートの正式名称は、自動車登録番号標です。
ナンバープレートには4種類の色パターンがあります。
上から順に、事業用以外の車/事業用の車/事業用以外の軽自動車/事業用の軽自動車
品川 58 |
品川 13 き12-35 |
品川 52 め12-35 |
品川 40 う12-35 |
大きさも決まっています。
普通自動車で総重量8t以上、最大積載量5t以上。または定員30名以上のものは、
特別に大版とよばれる、縦22cm、横44cm。
普通の車は中版とよばれる、縦16.5cm、横33cm。
ちなみに、どちらも横の長さは縦の長さの2倍です。
では、次はナンバープレートに書かれてる文字の決まり。
まずは、一番はじめに書かれている地名。
これは登録規則第13条第1号で定められています。
これは、使用の本拠の位置の陸運支局、または自動車検査登録事務所を表示する文字です。
以後、陸運支局は陸支と略します。自動車検査登録事務所は自検と略します。
北海道は、5つの陸支(札幌・函館・帯広・室蘭・釧路・旭川・北見)があります。
東北は、6つの陸支(青森・秋田・山形・岩手・宮城・福島)と、3つの自検(八戸・庄内・いわき)があります。
関東は、7つの陸支(品川(東京)・横浜(神奈川)・千葉・大宮(埼玉)・水戸(茨城)・栃木・群馬)と、
14つの自検(練馬・足立・多摩・八王子・川崎・相模・湘南・習志野・袖ヶ浦・野田・春日部・所沢・熊谷・土浦)があります。
中部は、9つの陸支(山梨・新潟・石川・富山・福井・長野・岐阜・静岡・愛知)と、
8つの自検(長岡・松本・飛騨・沼津・浜松・小牧・西三河・豊橋)があります。
近畿は、7つの陸支(大阪・京都・神戸(兵庫)・滋賀・三重・奈良・和歌山)と、
5つの自検(なにわ・和泉・京都(京都南)・姫路・三重(四日市))があります。
中国は、5つの陸支(岡山・鳥取・広島・島根・山口)と、1つの自検(福山)があります。
四国は、4つの陸支(徳島・香川・愛媛・高知)があります。
九州は、7つの陸支(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)と、
6つの自検(北九州・筑豊・久留米・佐世保・長崎(厳原)・長崎(大島))と、
1つの総合事務局陸運事務所(沖縄)と、2つの支所(沖縄(宮古)・沖縄(八重山))があります。
( )について説明。
例えば、『沖縄(宮古)』は、施設がある場所は宮古ですが、ナンバープレートには沖縄と書かれるという意味です。
次は、地名の横に来る番号。
これは登録規則第13条第2号で定められています。
この番号は自動車の分類を示してます。
貨物自動車 | 1 10〜19 |
乗合自動車 | 2 20〜29 |
乗用自動車 | 3 30〜39 |
三輪以上の貨物自動車 | 4 6 40〜49 60〜69 |
三輪以上の乗用・乗合自動車 | 5 7 50〜59 70〜79 |
特殊用途自動車 | 8 80〜89 |
大型特殊自動車 | 9 90〜99 |
大型特殊自動車のうち建設機械に属するもの | 0 0〜9 |
ちなみに貨物自動車はトラック、乗合自動車はバスのことです。
現在はこの数字が3桁のものもあるようです。
次はナンバーの左にある文字。
これは登録規則第13条第3号で定められてます。
この文字は車の用途を示します。
事業用 | あいうえおかきくけこを |
自家用 | さすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆらりるろ |
賃渡用(レンタカー・タクシーなど) | れわ |
駐留軍人軍属私有車両など | EHKMTYよ |
使われてない字 | おしへん |
最後はナンバー。
このナンバーは、・・・1から、99-99まで、個人の好きなように申請できます。
これを希望ナンバー制といいますが、希望しなくても自動的に決まります。
ナンバーにはたいして意味はありません。
ちなみに、登録規則第13条第4号で定められています。
ちなみにこのデータは、M@Nさんの要望により作りました。
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