No.020 水平線までの距離
湖や、海などで、水平線が見えます。
水平線はかなり遠くにあるように見えるが、実は結構近いんです。
そして、ここで出てくるのが、水平線までの距離（視界距離）の公式です。
「113×√目の高さ（km）×1.06」です。。
さぁ、なぜ「113」とか、「1.06」とか、中途半端な数か？
実は、これは三平方の定理の応用です。
「目の高さから、水平線まで」
「水平線から、地球の中心まで」（地球半径）
「地球の中心から、目の高さまで」
この3つをつなぐと、直角三角形になります。
地球半径は近似値が決まっていて、そこから水平線までの距離が出ます。
ここでは、詳しい説明は省かせてもらいます。
さて、この公式を使ってみましょう。
身長が160cmの山下君がいました。
目の高さは、だいたい150cmとします。
公式に当てはめると、
113×√0.0015×1.06 ≒4.6（km）
みなさんも、何か視界距離を求めるときにこの公式を使ってみましょう！
113×1.06＝119.78 なので、120×√目の高さ
という公式にしても使える。
水平線は別の言い方をすると、「地球上における最大の視界距離」です。
では、それを求めるための簡単なプログラムをして見ました。
since 2003/7/3
2005/1/5 超短波についての記述を追加（ningle氏提供）
2006/9/9 超短波についての記述を削除（OldTimer氏指摘）