No.058 事故を招く危険な音楽

休みの日は家族でドライブ、彼女とのデートで海辺をドライブ、
車でのドライブが楽しみな人が結構います。

車は気軽にどこでも行けるので、重宝されています。

1963年7月15日に名神高速道路が開通して以来、現在の日本には多くの高速道路が通っています。
そのおかげで車で簡単に遠出することもできるようになりました。

現在の日本ではおよそ7500万台の車が普及しております。
全世界ではおよそ7億5千万台の車が普及しております。

そんな車社会の中で、起こってしまうのが交通事故です。
年間におよそ100万件の交通事故が日本国内で起こっています。

交通事故の原因は、歩行者側だと横断禁止場所横断や信号無視などが多いです。
車両側だと前方不注意や安全不確認などが多いです。

運転手が他の事を気にしていて、交通事故になることが多いのです。
最近では運転中の携帯電話などが問題になっています。

車内で音楽を鳴らしている人もかなり多いです。
しかし、その音楽が事故を誘発する可能性もあります。

それは一体どういうことでしょうか?

英国自動車関連調査プロモーション機関のRAC Foundationがドライブ中に聞くと危険な曲のリストを発表しています。
そのリストによると最も危険な曲は意外にもクラシックです。

アカデミー賞を受賞した有名な映画「地獄の黙示録」(1980年製作 監督:フランシス・フォード・コッポラ)にも使われていた音楽です。
その音楽とはドイツの作曲家リチャード・ワグナーの「ワルキューレの騎行」でした。
この曲は楽劇「ニーベルングの指輪」の第一夜「ワルキューレ」の第三幕の冒頭で8人のワルキューレが登場するときの曲です。
みなさん一度は聞いたことある曲だと思います。MIDI素材をアップしましたのでこちらで聞いてみてください。

2004年度の危険な曲ベスト5は下の表です。上に行くほど危険度が高いです。

作曲者 曲名 その他
リチャード・ワグナー(ドイツ) ワルキューレの騎行 楽劇「ニーベルングの指輪」第一夜「ワルキューレ」第三幕冒頭時の曲
プロディジー(アメリカ) ファイヤースターター 1997年6月30日にリリースされたアルバム「The Fat Of The Land」に収録
ベースメント・ジャックス(アメリカ) レッドアラート 2000年2月2日にリリースされたアルバム「JAXX UNRELEASED」に収録
フェイスレス(イギリス) インソムニア  
ジュサピー・ヴェルディ(イタリア) レクイエム カトリック教会で歌われる鎮魂歌

一般的に60BPMを超えるテンポの楽曲を聴くと、心拍数と血圧が上がりいわゆる「興奮状態」になります。
その「興奮状態」が絶頂期になると、赤信号を無視する傾向が増え、事故率は2倍になるということです。

クラシックに関してはあまり速いテンポではないですが、
音数の多さや、クレッシェンドとデクレッシェドの反復によって、「興奮状態」となります。

逆に安全な曲もあります。

作曲者 曲名
ゲイリー・ジュールズ(イギリス) マッド・ワールド
レネ・マーリン(ノルウェー) アナザー・デイ
シュガーベイブス(イギリス) テュー・ロスト・イン・ユー
ブルー(イタリア) ブレス・イージー
ノラ・ジョーンズ(アメリカ) カム・アウェイ・ウィズ・ミー

こちらは危険な曲とは打って変わってテンポがスローな曲です。

車の運転時の選曲はよ〜く考えましょう!!

なお、「危険な曲」についての情報はフリークさんの提供です。ありがとうございます^^

since 2004/5/8
MIDI提供:http://mirage.moon.ne.jp/

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