No.063 タイタニック号沈没は予知されていた
豪華客船タイタニック号。最大幅28m、全長268m。ホワイトスター汽船の船でした。
当時では最新鋭の技術を駆使して作られており、
絶対に沈まないといわれていた。中はほぼ高級ホテル並みの施設がありました。
1912年4月14日13時、タイタニック号は処女航海に出ました。
2224名の乗客を乗せて、イギリスサザンプトン港を出港しました。
22時55分、タイタニック号の近くにいたリーランド汽船カリフォルニアン号が、
タイタニック号に氷山警告を出しました。
しかし、タイタニック号はそのときレール岬と交信中だったため、
氷山警告に対して、「うるさい、黙れ!」と言いました。
23時30分、カリフォルニアン号の通信士エヴァンスが無線機の電源を切り、床につきました。
23時40分、タイタニック号が氷山に激突しました。
0時15分、世界で初めてSOS信号を発信。
しかし、カリフォルニアン号は無線機の電源を切っていたので、受信できず。
カナダの船マウント・テンプル号がSOS信号を受信。タイタニック号へ向かいました。
0時25分、ムーア船長が氷山を恐れて、マウント・テンプル号はタイタニック号に向かうのを中止。
船の照明を全て消して、他船に気づかれないようにしました。
そのころ、タイタニック号は2回目のSOS信号発信。
キューナード汽船カルパシア号が受信。全速力でタイタニック号へ向かいました。
0時45分、タイタニック号の四等航海士ボックスフォールが8発の信号弾を打ち上げ。
カリフォルニアン号、マウント・テンプル号は無視しました。
2時20分、船体が真っ二つに折れ、沈没しました。
このとき、船体の真ん中部分には2500kg/cm2の圧力がかかっていました。
この圧力は、タイタニックの耐えれる限度の1.5倍でした。
船尾から大量の乗客が落下しました(映画でもそのシーンがあります)、ビル25階からのダイブです。
ものすごい恐怖です。そのときの海は零下2度でした。
死者1517名。救助ボートで脱出した人はカルパシア号により救助されました。
今もタイタニック号は大西洋に眠っています。
マサチューセッツ州ボストンから東に1610kmの沖の、水深3773mに沈んでいます。
船尾部分は北緯41゜43´35"、西経49゜56´54"、ボイラー部は北緯41゜43´32"、西経49゜56´49"、
船首部分は北緯41゜43´57"、西経49゜56´49"に位置します。
長くなりましたがここまでは前置きです。
この悲惨な沈没事故が実は予測されていたというのです。
その件について、フリークさんが詳しい情報を下さいました。
イギリスの実業家オコンナーは、タイタニック号に乗る予定だったのですが、
タイタニック沈没により多くの死者がでるという夢を見て、不吉に思い乗るのをやめました。
カナダの神父チャールズ・モガンも、沈没の数時間前に沈没の夢を見ました。
イギリスのジャーナリストのステッドは、沈没の夢を見て、他人にもそのことを話していたのに、
タイタニック号に乗って命を落としてしまいました。
これだけならまだしも、沈没の14年前にアメリカのアマチュア神秘主義者モーガン・ロバートソンが書いた
「フューティリティ(愚行)」という短編小説の内容が恐ろしいほどタイタニック号の沈没と似ているのです。
元一等航海士だったロバートソンは船が大きく速くなるにつれ氷山の問題が深刻になると思っていました。
船名 | タイニック | タイタン |
名前の由来 | ギリシャ神話の神「タイタン」より | ギリシャ神話の神「タイタン」より |
船籍 | イギリス | イギリス |
航海時期 | 4月 | 4月 |
航路 | サザンプトン港〜ニューヨーク | サザンプトン港〜ニューヨーク |
沈没原因 | 氷山と激突 | 氷山と激突 |
船の規模 | 世界最大の豪華客船で沈没はあり得ない | 世界最大の豪華客船で沈没はあり得ない |
排水トン | 6万250t | 7万t |
全長 | 882フィート | 800フィート |
最高速度 | 24ノット | 24ノット |
氷山激突時の速度 | 23ノット | 25ノット |
積載可能トン | 3000t(乗員除く) | 3000t(乗員除く) |
乗客 | 2224名 | 2000名 |
スクリュー | 3基 | 3基 |
救命ボート | 20艇(乗員に対して数が圧倒的に不足) | 24艇(乗員に対して数が圧倒的に不足) |
防水隔壁数 | 15 | 19 |
氷山激突部位 | 右舷 | 右舷 |
この小説は出版した当時はあまり人気はなかったのですが、
タイタニック号沈没をきっかけにショッキングな予言書として大センセーションを巻き起こしたらしいです。
ギリシャ神話の神「タイタン」は巨神族です。まさに大きな豪華客船にピッタリです。
しかし、「タイタン」はギリシャ神話の最高神ゼウスにより、破滅させられた神でもあります。
では、次は「タイタニック号は沈められた」という話をしたいと思います。
タイタニック号には謎な点がたくさんあります。
船主J・ブルース・イズメイは船長に「速度を速くしろ」と何度もせがんでいました。
しかも、双眼鏡がなくなっていたため、氷山の発見が遅れました。
事件の鍵は船主イズメイにあると言われています。
4月14日13時42分に、バルティック号から氷山警告を受信していますが、
イズメイはそれを船長から渡され、そのままポケットに突っ込みました。
船長が氷山警告のことを思い出し、イズメイから返してもらったのは19時15分のことです。
おかげで船員に氷山のことが知れわたるのが遅れました。
実はタイタニック号には、姉妹船のオリンピック号が存在します。
外観、内装、食器類まで何もかもが同じ船でした。(窓の数、スクリュー番号など微妙に違う点もある)
オリンピック号はタイタニック沈没以前に軍艦と接触事故を起こし、耐久性能が下がっていました。
おかげでオリンピック号には保険がかからなくなっていました。
そこで経営不振を考えたホワイトスター社は外観が酷似しているタイタニック号とオリンピック号をすり替えました。
すり替えは至って簡単。船名の部分の塗装を変更するだけでした。
そして、保険金を手に入れるためにタイタニック号(実はオリンピック号)を沈没させたというわけです。
タイタニック号の真の所有者J・P・モーガンは、ホワイトスター社長J・ブルース・イズメイを船主として
タイタニック号(実はオリンピック号)に乗船させ、事故をさせるように仕向けました。
もし、その説が正しいとすると、謎がわかります。
まず、船主イズメイが「速度を速くしろ」といったり、氷山警告を隠したのは、氷山に船をぶつけるため。
双眼鏡がなかったのも氷山に船をぶつけるために、あらかじめ双眼鏡を隠していた。
見張り役を買収していたという説もあります。
しかし、見張り役は自殺をしたので買収されていたかは分からないままです。
また、真の所有者J・P・モーガンは自分の身の安全を考え、急遽、乗船をキャンセルしていました。
このとき、モーガンの知人55人も同時にキャンセルしていました。
つまりタイタニック沈没は、保険金目当ての大量無差別殺人だった可能性があります。
出航時のタイタニック号の写真と、作られた当初のタイタニック号では舷側の窓の数が異なることが確認されています。
また、事故の後、格納されているオリンピック号(実はタイタニック号)の船名の塗装部分に
修正が加えられていることが確認されました。修正前の文字は「TITANIC」となっていたようです。
これらがオリンピック号とのすり替えの根拠とされています。
オリンピック号、タイタニック号の画像については著作権の都合上、掲載できないので、
イメージ検索の結果を掲載しておきます。こちらです。
さて、次は「タイタニック沈没はミイラの呪い」という話をしようかと思います。
1910年、エジプトのカイロでアメリカの盗掘者たちがピラミッド内部から一体のミイラをとっていきました。
ミイラは棺に入っていました。盗掘中に一部の盗掘者が謎の死を遂げていきました。原因不明です。
「私は神の裁きで呪われたのだ」と叫びながら死んだらしいです。
そのミイラは盗掘者がイギリスの学者ダグラス・マレーに売りました。
紀元前1600年にテーベに生きていたアモン・ラー神殿の王女のミイラでした。
棺を売った盗掘者はその日の夜に謎の死を遂げました。
マレーは棺を手に入れた3日後、ナイルに狩りに出かけた時、銃が暴発。
肘から先の腕を切断することになりました。
さらに、棺を持ってイギリスに帰る途中、同行した友人2名が謎の死を遂げました。
しかも、ミイラの棺を扱ったエジプト人2名までも謎の死を遂げました。
マレーは恐怖を感じ、棺を富豪夫人に受け渡しました。
すると、夫人の母親が突然死。夫人は恋人にフラれて、熱を出し、死にそうになりました。
夫人は恐怖を感じ、マレーに返品しようとしました。しかし、マレーは拒否。
大英博物館に寄付することになりました。
展示されたミイラの写真をとろうとしたカメラマンが謎の死を遂げました。
展覧会を企画した学者がその日の夜にベッドで謎の死を遂げました。
次から次へとミイラに関わる人たちが死んでいったり、悲劇が起きたりしています。
それなのに、ニューヨークの博物館がミイラが欲しいと要求してきました。
ちょうどそのとき、イギリスサザンプトン港からニューヨークへ行く船がありました。タイタニック号です。
絶対沈まない船だったので、安全な輸送手段とされました。
絶対沈まないはずなのに、ミイラは1517名を道連れに大西洋に沈んでいってしまいました。
そのミイラは現在、海から引き上げられ、大英博物館に今も保管されています…。
タイタニック号は謎に満ちていますね。
SINCE 2004/6/21