No.021 究極のノートを作ろう

タイトルだけで、「究極のノート」とは何か分かってしまった人もいるだろう。

そう、今回作ろうと思っているのは、あの漫画に登場する黒色のノートである。

2003年12月から2006年5月まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていたサイコサスペンス漫画。
単行本は、全12巻。発行部数は2000万部を記録。
原作・大場つぐみ、漫画・小畑健・・・・

2006年6月には映画版が公開され、そして2006年10月にはアニメ化もされるという・・・

そう、

DEATH NOTE

 

今回の実験は、この漫画をベースとしているので、
この漫画を読んでいない方は、ネタが分からないかもしれません。

一応、簡単に説明しておきますと、

 ある日、死神リュークが「退屈だから」という理由で、人間界に一冊の「デスノート」を落とした。
 そのノートは、私立大国学園高校のグラウンドに落ち、夜神月(やがみ ライト)が拾った。

 ”このノートに名前を書き込まれた人間は死ぬ”
 月は、犯罪者の名前を次々と書き込み、犯罪者のいない理想の新世界の神になろうとする。
 のちに、月は、「殺し屋=KILLER」だから「キラ」と呼ばれはじめる。
 
 一方、キラの存在を察したICPOは、「L」と呼ばれる謎の探偵にキラ事件の調査を依頼。
 Lは、全世界の警察を掌握できる唯一の存在であり、
 その本名も居場所も顔も全てが謎に包まれている。

 そして、キラとLの頭脳戦がはじまる。

・・・と、まぁ、こんなところでしょうかな。

 

で。

問題のデスノートは、
真っ黒なノートに、白色の独特の字体で「DEATH NOTE」と書かれています。
そして、表紙の裏(1ページ目の左側)には、「HOW TO USE」(使い方)として、
独特の字体で、デスノートによる殺しに関するルールが英語で書かれています。

この3つの赤字部分が、デスノートの重要な特徴。
要するに、この3つさえ守って、ノートを作れば、デスノートになるということです。

 

しかし!!

 

先述したとおり、デスノートは大人気の漫画であります!
もちろん、デスノート作りの先駆者は大量にいます
インターネットで検索したら、いろんな人に作られたデスノートが出てきます。

例えば、俺のクラス内にも1人、デスノートを作って、学校に持ってきた人がいました。
そして、俺の中学時代の友人(98式シフト量産型氏)も、既にデスノートを作っております。

98式氏が製作したデスノート

 

みんなと同じことをしたって、つまらない!!
ていうか、人を殺す
ノートを作るなんて、縁起でもない!
もっと実用的で、独創的なノートが作りたい!!

 

そこで、FWは考えついた。

 

スノート」(DEATH NOTE)(死のノート)を一文字変えて・・・

スノート」(MATH NOTE)(数学ノート)にしようwwwww

わお!我ながら、なんて実用的なノートなのだろう!!

 

マスノート製作の準備は、1ヶ月前からスタートしていました。

7月4日。文化祭の小道具の買い出しとして、無印良品へ。
このとき、私的に、
黒ノート両面テープを購入。

7月5日。文化祭の大道具の買い出しとして、アヤハディオへ。
このとき、私的に、
黒色布テープを購入。

あ、もちろん、私的に買いましたんで、
学校の文化祭予算を使ったりはしてませんよ!(本当です)

よし。準備は整いました^^

 

そして、2006年8月15日。ついにマスノート作りを決行です!!

デスノート作りと違い、マスノートは、ロゴを変えなくてはならないので、これが結構苦戦しました^^;

まずは、原作本の1巻より、「DEATH NOTE」のロゴをスキャンします。

これを、パソコンで「2値化」処理をすることで、白と黒に分けます。
そして、次に「ネガポジ」処理をし、白と黒を反転させます。

次は、このロゴをA4用紙に拡大印刷します。

そして、このロゴの字体に合わせて、それっぽく「M」という字を書きます。

何回か書いたんですが、まぁ、これが一番、それっぽいかな・・・^^;

この紙を、スキャンして、「M」の位置を整えます。

そして、「ネガポジ」処理。

 

これをノートサイズにするために、ワードを起動して、ロゴを貼り付けます。

そして、「書式」から「背景」を選び、背景を黒に設定すると、こうなります。

はい。ワードを上手く活用することで、ピクセル数を測ったりしなくても、
B5サイズの画像が簡単につくれました^^

しかし、これを印刷しても、背景は白くなってしまいます。
(ワードは、印刷の際には、背景が反映されません)

そこで登場するのが、プリントスクリーンです。

プリントスクリーンとは、キーボードにある「PrtSc」「PrintScreen」などのキーのことで、
これを押すことで、現在のパソコン画面がクリップボードにコピーされます。

ワードの表示サイズを「100%」にしてから、プリントスクリーンをし、
それを画像編集ソフトに貼り付け、大きさを少し補正してから、インクジェット紙に印刷です。

あいにくB5用紙がなかったので、A4用紙に印刷しました。

そして、B5サイズにするために、カッターナイフで裁断します。


カッターが、錆びまくってぼろぼろなのは、気にしないでくださいw

そして、裁断完了。

 

両面テープで、表紙をノートにくっつけて、

 

そして、布テープを、ノートの端にくっっつけて、

完成!

なんか、表紙張るときに失敗して、ちょっとシワができてしまったけど、まぁいいや。

 

その後、同様に「HOW TO USE」も製作しました^^

これは、原作本からスキャンして、日本語訳部分だけを削除したものです。
もちろん、「DEATH NOTE」の部分は、「MATH NOTE」に変えていますよ!

しかも、2行目の部分をよく見てください。

The human whose name is written in this note shall die.
(このノートに名前を書かれた人間は死ぬ)

という、デスノートで最も重要なルールが書いてあるのですが、
この部分を「マスノート」では、微妙に変更しておきました( ̄ー ̄)

The human whose name is written in this note shall pie.
(このノートに名前を書かれた人間は円周率)

die」(死ぬ)という縁起でもない言葉を、
pie」(π、円周率)という「マスノート」にふさわしい言葉に変更しておいたんです。
しかも、「d」を180度ひっくり返しただけですので、編集も簡単でした(笑)

「文法的におかしいぞ!」とか言うやつは、ノートに名前書いてやるから、覚悟しといてくださいw

・・・あ、ちなみに、このレポートをまとめている時に気づいたんですけど、
円周率のパイのスペルは、実は「pi」なんです。「pie」は、食べ物のパイorz

 

さぁ、このノートを早速使ってみよう!!
数学の宿題用のノートにでもしようかなー (゚∀゚)アヒャ

これを持って、数学の授業を受けたら、ちょっと友達の目を引くかもしれないなぁ( ̄ー ̄)ニヤリ

 

・・・ん!?

 

このとき、大事なことに気付きました。
数学のノートとして使うのなら、自分の本名を書かなくてはなりません。

いや、「デスノート」じゃなくて「マスノート」なんだと分かってはいるんですが、

やっぱり、自分の名前、書きたくない・・・(。´Д⊂)

 

 

というわけで、原作本の1巻、かの有名な冒頭シーンに倣いまして、
このノートを人間界に落とすことに決めました。

なるべく原作に近づけたいので、
わざわざ学校のグラウンドに落としてきました。

グラウンドでサッカーをしていた少年たちが、こっちをジロジロ見ていましたが、気にしませんw

そして、FWは何事も無かったように、この場を去って行きました。。

FWが落とした一冊のノートから、
二人の選ばれし者の壮絶な戦いが始まるのだった。

 

・・・って、誰も拾ってくれてなかったらどうしようwww (´A`)マー

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