No.024 究極の泥団子を作ろう Part2

6年前の実験を覚えているだろうか。(参照:「No.007 究極の泥団子を作ろう」)
自宅のベランダで光る泥団子をこしらえてはみたものの、できあがったのは・・・



どう見てもただの泥団子( 'A`)

それなのに、当時の俺はあろうことか「レベル20の光る泥団子」とか書いてやがる。
もうね、中二病もいい加減にしてくれと。(※当時は中3です)
ったく、何がレベル20だ。こんな団子はレベル0です!

そもそも、さら粉を使っていないので、光るはずがない・・・。情けない。
こんなヘボ団子を作っておきながら、「究極の泥団子」なんてタイトルは申し訳なさすぎです。
よし、


リベンジしてやろうじゃないか(`・ω・´)


大学生になった今なら、真の「光る泥団子」を作ることができる気がします。

さらに、今回は有力な仲間も用意しました。
高校の物理地学部で一緒だったhanhanBT氏です。
彼もまた、9年前に「光る泥団子」に挑んだが失敗した、という過去の持ち主です。




2010年2月18日。
寒空の下、2人の男がリベンジを果たすために立ち上がった!!


場所は何故か、山科@京都府。

 

良質の土を求めて遥々京都までやってきましたw


しかし、見当違いだったのか、なかなか良い土が見つかりません・・・。
意外に「ふかふかの土」って見つからないもんだなぁ。
小石が多かったり、植物の根が混じってたり。。


諸羽神社

踏切と鳥居のコラボレーションが素晴らしい。
FWもhanhanBTも"踏切好き"なので、ちょっとテンション上がってしまいましたw
しかし、神社には玉砂利しかなく、泥団子に適した土はありませんでした( 'A`)


しばらく疏水沿いに歩いていると・・・



かわいらしい猫ちゃんがいましたー。
しかし、この辺は腐葉土ばかりで、やっぱり泥団子には適してません。



あーでもない、こーでもない、と理想的な土を探し続けていたら・・・



いつの間にか滋賀県に突入してました( ゚д゚)





しかも、鉄道好きのhanhanBTは、新逢坂山トンネルの開口部に興奮しちゃってるしww


(撮影:hanhanBT。電車が通過するまでわざわざ待機する精神が流石です。)



結局、最初に来た道を2kmほど戻ることに。

そして、往復4kmの無駄足の末、山科疏水公園の露出した山肌で良質の土を発見(`・ω・´)



・・・若干、粘土質が多い気がするけど、妥協しましたww



ちなみに、何気ない感じで土を採取していますが・・・

実はここ、とんでもない立地なのです!!



傾 斜 角 60 度

非常にシュールな光景です。
ジョギングコース沿いの山肌なので、通りすがりの人がチラ見していきます。

勇敢にも怪しげな私たちに声をかけてくるおじさんもいましたw

おじさん「何が採れるんですかー?」

FW「え、えーと・・・・・、つ、 が・・・(苦笑)」

おじさん「・・・え?( ゚д゚)」

FW「あ、あのー、 化石 とか 山菜 とかは採れませんよ。ははは。」

おじさんは残念そうな表情で去って行ってしまいました。申し訳ないw



さて、斜面から何度か滑落しましたが、なんとか袋一杯の土を採取できました。

これが今回の主役です!!



粘土が多いせいか、意外に重いです。


次は、採取した土を新聞紙の上に出し、小石を取り除きます。



すっごく地味な作業・・・。
10分間にわたって、念入りに小石を除去しました。


そして、土を袋に戻して、水を注ぎます。



泥団子は、水分子の凝集力で成り立ってますから、
土の粒子間をしっかりと水で満たしておくのが重要なのですが・・・


調子に乗って水入れ過ぎた( 'A`)



液状化しすぎて収拾がつかなくなってしまいましたww


その後、ドロドロの物体と必死に格闘した末、
なんとか団子状にまとめることができました(`・ω・´)





しかし!!




中身がグニャグニャで、握るたびに形が変わるwww

握れば握るほど球形から遠ざかっていくというパラドックス。



しかも!!




ひ び 割 れ \(^o^)/


土中の粘土成分が多く、保水能力が高すぎたのが原因でしょうね。
おかげで、内部が全然乾燥していないのに、表面だけ乾燥してしまい、
ひび割れという最悪の事態に陥ってしまいました(´・ω・`)


早くも嫌な予感がしますが、
とりあえず土台作りは完成ということにしましょう。

次は「球体作り」です!

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