No.010 ゼリーと寒天の違いは?

M@Nさんの疑問
 ゼリーと寒天、よく似てるけど一体何が違うんでしょうか?

フレッシュワーズの回答
 ゼリー【jelly】
 @動物性(魚肉類)のゼラチンまたは植物性(果実)のペクチンを煮出して採取した澄明な汁。
 また、これを利用して固めた弾力のある食品。
 A
水で溶いたゼラチン・寒天・ペクチンなどに、砂糖・水飴などを加え、流し固めた菓子。ジェリー。
 ―‐ビーンズ【jelly beans】

 かん‐てん【寒天】
 @寒い日のそら。冬の空。  冬
 A
テングサの粘質物を凍結・乾燥したもの。羊羹・ゼリーなどの菓子材料とし、また工業に用いる。
 ―‐し【寒天紙】
 ―‐ばいようき【寒天培養基】 ヤウ
 ―‐ばん【寒天版】

 (広辞苑第五版より)

 これから、わかるように、
 
ゼリーは、ゼラチンや寒天などをつかって、水を固めたもの。
 寒天は、ゼリーや、ところてんの材料。

 でも、2つとも、そっくりで、見分けがつきません。
 砂糖が入ってないゼリーと寒天だったら、食べ比べても味も似てます。

 なので、決定的な違いはお湯に入れると溶けるほうが寒天です。
 そして、その湯は冷めると、ゼリーになります。

 もう1つよく似ている、ナタデココがあります。
 これは、
ナタ菌(酢酸菌の一種、Acetobacter xylinum)という微生物
 脱脂した
ココナッツミルクに入れて発酵させると表面にセルロース(鎖状高分子化合物)の厚い膜ができる。
 この膜がを、さいの目に切りシロップ漬けにして販売されます。

 もう気付いてる方もいると思いますが、上の文の赤字の部分をあわせたのがナタココ(ナタデココ)です。

 ちなみにこれの見分け方は、食べればいいだけです。他のものより固めの食感がします。

since 2003/6/3

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