No.016 交流と直流の違いは?
●ホーリーさんの疑問
よく交流という言葉や直流という言葉を聞きますが、
一体、何が違うのでしょうか?
●フレッシュワーズの回答
交流と直流は対義語(反対の意味を持っている言葉)です。
交流は、一定時間ごとに電流の強さと向きが規則正しく変わる電流です。
コンセントや電灯などは、交流を使っています。
電子機器のほとんどが交流です。
日本の東西で周波数(電流が1秒間に向きを変える回数)が違い、
東日本で周波数50ヘルツ(1秒間に50回)、西日本で60ヘルツ(1秒間に60回)です。
英語で「alternating current」なので、記号でACです。
なので、ゲームの説明書などには「ACアダプタ」という言葉も出ています。
また、発電所で作られるのは全て交流です。
直流は、回路の中を常に一定の強さで、一定の向きに流れる電流です。
英語で「direct current」なので、記号でDCです。
また、交流は電流や電圧が変わるので、実効値というので表されます。
交流の電力を直流の場合と比較して決められた値で、
交流の電流(最大のとき)も電圧(最大のとき)も、直流の1.41分の1と決まってます。
なので、交流で100Vなら、直流で141Vです。
まとめると、直流は雷や静電気や電池などで、一般的に家庭で使われているのは、
電圧を変圧器で簡単にかえれ、大電力を送るのに都合よく、
簡単に直流にかえれる交流がほとんどなんです。
つまり、大型機器(冷蔵庫・電子レンジなど)は交流。小型機器(携帯ゲーム機・懐中電灯など)は直流です。
since 2003/6/10