No.047 六法全書の「六法」って??
●ひいらぎさんの疑問
「No.045 オリンピックはなぜ4年に1回?」のガトー氏の回答を見ていて、ふと思いました。
六法全書の『六法』って何なんですか?
●フレッシュワーズの回答
広辞苑によると、六法全書は『六法をはじめ各種の法令を収録した書籍』と書かれています。
そして、この『六法』とは、漢字どおり6つの法です。
憲法(1946/11/3に公布され、1947/5/3から実施した、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重を基調とした法)
民法(『civil law』を津田真道が訳した、人の財産や身分について一般的なことを規律する法。)
商法(商売について規律する法)
民事訴訟法(民事訴訟に関する手続法)
刑法(犯罪や刑罰を規定した法)
刑事訴訟法(刑法の具体的な実現を目的とした、一定の手続を規定する法)
この6つの法のことです。
これは全部あわせると、莫大な数になります。
それを覚えてる弁護士ってすごいですな。
ちなみに弁護士になるための、司法試験は合格率がかなり低いです。
●minさんの指摘
>これは全部あわせると、莫大な数になります。それを覚えてる弁護士ってすごいですな。
とありますが、全部覚える必要はないそうで、むしろ判断力のようなのも重要だそうです(下記リンク参照)。
http://www.ryukoku.ac.jp/university/kouhou/shuppan/kohoshi/kohoshi54/zadan.html
ちなみに六法全書に載っている法律はごく一部の物であり、主要な物だけです。
全ての法律を載せている本は120巻にもなり、あまりに膨大なので、
法律が変わるたびに
買い換えるわけにもいかないので、ページが着脱式になっていて、
変更になった部分を出版社から送ってもらうという方式です(加除式といいます)。
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