No.060 映画の上下の黒幕は何?

Loshさんの疑問
 映画を見ているとなぜか画面の上下に黒幕がついています。
 あれってなんのためについているんですか??

フレッシュワーズの回答
 ほとんどの映画館では、シネマスコープというサイズが採用されています。
 このサイズは、ハリウッド製の映画に多く、縦横比は
1:2.35です。
 横のほうが縦より2倍以上長いです。撮影する時や現像する時には横を半分に圧縮しています。
 映画館で上映する時は横を2倍に伸ばして上映しています。
 このサイズは特に大きいもので、通称「
シネスコ」と呼ばれています。専門用語では「C」と省略されています。

 他にも、アメリカン・ビスタ(A-V、主に俳画、1:1.85)や、ヨーロピアン・ビスタ(E-V、1:1.166)、
 スタンダード(STD、1:1.37)などのサイズがあります。
 これらのサイズはシネスコより小さめなので、左右を黒幕で隠しています。

 しかし、この疑問の場合「画面の上下に黒幕がついています」と書かれています。
 「スクリーン」ではなく、「画面」と表記している点からして、これはテレビで見た映画だと思われます。
 家庭用テレビは、およそ縦横比が1:1.43
 この画面に1:2.35のシネスコサイズの映画を映すとき、横幅をテレビ画面にあわせると上下が余ります。
 これが黒幕です。他のサイズも横長なので、テレビで映すと必ず黒幕がでます。

 つまり、黒幕はサイズ調整のためだということです。黒幕がないと映画が縦に伸びちゃいます。。 

since 2003/9/28

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