No.023 身近なものでDSの充電器を作ろう!

2009年8月3日、盛夏。
大学生の夏休みは長い。夏休みの宿題もない。

暇だ。何かゲームでもやりたいな。
そういえば、サークルの先輩が「ポケモンエメラルドやってるんだ!」って言ってたな。
そうだ!俺も久しぶりにポケモンをやろう!ルビー版以来やっていないので、実に6年ぶりかな。

というわけで、ポケットモンスターダイヤモンドを弟から奪…いや、貸していただきました(`・ω・´)
ダイヤモンドver
FW「何このポケモン…?スイクンの進化形?」 (※FWは金銀全盛期の人間です)

「へぇー、シンオウ地方かぁ。どう見ても北海道だろ、これ。」
「え!? このタイミングで最初のポケモンを選ぶのか!まだ心の準備ができてないよ!」
「ポッチャマかわいいよポッチャマ」「ムックル?ビッパ?新ポケだ!すげぇ!」
「ぐ、グローバルトレードステーションだと!?」「3人目のピエロどこにいるんだよ!」

ってな感じで、予想以上に夢中になってしまい、
「よし!ポケモンマスターになってやるぜ!」と子供心が蘇ってきました。


…しかし、次の瞬間!!


プチッ!

充 電 が 切 れ た ( 'A`)


ははは、こんなこともあろうかと、ちゃんとコトブキシティでセーブしてますよ。
ポケモンはセーブが大事!元祖ポケモンマスターを甘く見てもらっちゃ困るぜ。
さて、すぐに充電をしなくちゃな。

FW「ねぇ、充電が切れちゃったみたい。DSの充電器どこー?」
弟「無いよ」
FW「Pardon?( ゚д゚)」

弟「だからー、 充 電 器 は 無 い の。」
FW「え?待ってよ。なんで充電器ないんだよ。失くしたのか?さては失くしたのか?」
弟「貴重な4本目も失くしてしまったんだ(`・ω・´)キリッ」
FW「は?失くしすぎだろwwwちゃんと管理しとけよー。早く探してくれ。」

そして、2時間にわたり、家中を探したんですが、
残念ながら、4本あるであろう充電器は1つも見つかりませんでした\(^o^)/

弟「仕方ないなあ。明日、5本目を買いに行ってあげようか?」
FW「やだやだやだ。明日まで待てない。今すぐやりたい!」
弟「…んもぅ、そんなに言うんだったら、

自分で作れば?(笑)」


FW「…それだ!!」
弟「!?」



・・・というわけで、午前1時、DSの充電器製作を開始!!

弟「ちょwwww本気!?? できるわけないじゃんwww」

FW「任天堂にできるなら俺にもできる!」


さて、勢いで強気なことを言ってしまったけど、一体どうしたらいいものだろうか。
何とかしてコンセントと充電端子を接続したらいいのかな。
もしくは、バッテリーを取り除いてDS本体を直接コンセントに接続してみようか。

あれやこれやと考えながら、しばらく充電端子とにらめっこをしていました。



・・・ん?

(゚ロ゚;)ハッ!!

ひ、ひらめいたぞ!
充電端子の形状がパソコンのUSB端子にそっくりじゃないか!


USB…ユニバーサルシリアルバスの略。コンピュータと周辺機器をつなぐ規格。

もしかして、DSにUSBケーブルが刺さるんじゃないか・・・?
すると、パソコンから電源を取って、DSを充電することができるんじゃないか!?

しかも、DS本体の裏側に書いてある表示をよく見ると、



もうね、どう見てもこれはUSB端子ですww
確か、USBの出力電圧も5Vぐらいだった気がするので、電圧もばっちし。

よっしゃー!これはいけるぜええええええ!




さ、刺さらん( 'A`)

USB端子が充電端子よりちょっと大きいので、刺さらないみたいです。残念。
内部のピンの構造とかもUSBそっくりだから、いけると思ったんだけどなあ(´・ω・`)

待てよ・・・ちょっと大きいぐらいなら、スリム化すれば刺さるんじゃないか?

よし・・・。



充電器3分クッキング〜♪

ここからは3分クッキングのテンポでお送りします。(実際には試行錯誤を含み、2時間掛かってますw)



みなさんこんにちは。今日はパソコンの電源を使ってDSを充電してみようと思います。
まず用意していただくものは、DS本体1機とUSBケーブル2本です。
USBケーブルはどんなものでも構いませんが、今回はマウスとプリンタ用ケーブルを使用します。


では、早速、ドライバーを使ってマウスを三枚下ろしにしましょう。

 ポケモンをするためには、マウスですら惜しげなく破壊しますw


そして、ラジオペンチを使って、根元部分からUSBケーブルを切断します。



これでパソコン側の接続部分が完成です。多分。


では、次にDS側の接続部分を作りましょう。
規格が違うため、USB端子をそのまま挿入することができないので、
ゴボウをささがきにする感じで、樹脂を削ぎ取ります。(結構硬いですw)







中身が出てきました。一気に貧弱な姿になりましたね。
しかし、まだDSに刺さらないようなので、マイナスドライバーで金属部分をこじ開けます。



4本のピンが出てきました。どうやら、このピン1つ1つに導線がついているみたいです。
しかし、どの色がどこのピンに対応しているのかよく分かりません・・・。
恐らく、プラス側とマイナス側の2本の導線さえあれば良いので、残り2本はフェイク

どうする、俺・・・。適当に切るか?
切るならどの導線にする・・・? を切るか? いや、コナン的ルールに従うと、を切ったら死ぬ。
待てよ。根元部分の樹脂を削ぎ落したら、どこがどこに繋がってるか分かるかもしれないぞ!



見えた!! (゚∀゚)

手前から順にだ!!
ここでもう一度、DS裏側の表示を見てみましょう。



どうも両端がプラス・マイナスっぽい。
ということは、がプラスで、 がマイナスだな(`・ω・´)
そういえば、電流計や電圧計も赤がプラスで黒がマイナスだもんな。
きっと電気業界の暗黙の了解なんだろう。


そして、USBケーブルを削りまくったおかげで、DS本体に見事挿入することができました。
若干ゆるい気がするけど、ちゃんとピンは接触してくれるみたい。
よし!DS側の接続部分も完成です!!



では、仕上げに、2つのUSBケーブルを接続しましょう。
の導線は不要なので、(プラス)と (マイナス)だけを接続すれば・・・

あ・・・あれっ!???



ちょwwwパソコン側の導線が5本あるwwwww

が2本あるだと!?
どうする・・・どうする俺。いや、待て、落ちつくんだ。よく見ると、黒線の太さが違うぞ。
一番右の黒線は他の4本より明らかに太い。こいつがきっとダミーだ!!


接続完了!



実は、2本のケーブルを接続するときに、
力を入れ過ぎて(DS側の接続部分の)導線が根元から切れてしまったので、
手をプルプル震わせながら、慣れない手つきでハンダづけを行いました。
(ハンダづけが下手なのでいろいろ溶けちゃいましたw)

いろいろ大変でしたが、ついに完成です!!

さあ、パソコンのスイッチを入れてみましょう。
緊張の一瞬・・・。



・・・プッ!




おおお、充電ランプ点灯wwww

FW「あ、ついた(笑)」
弟「マジかよwwwwwwwwww」



結論
身近なもので充電器は作れる!
てか、今回の技術を使えば、携帯電話の充電器や、扇風機も作れそうな気がします。
USB端子って意外に万能なんですね(`・ω・´)


そういや、DSに接続するときに火花が飛ぶというハプニングもありましたw
既製の充電器以外を用いてDS本体が正常に動作しなくなってしまった場合、任天堂のサポート対象外になります。
当サイトでは一切の責任を負いませんので御了承下さいd(゚ー゚*)

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